L'OCCITANE CSR NEWS vol.4 2019 自然に寄り添うロクシタンの社会貢献活動

11/6/2019


より良い未来へ向けてロクシタン製品の背後にあるもの―フランスで40年以上にわたり、プロヴァンスの資源育成と自然由来の原材料に携わってきたロクシタンの日本における社会貢献活動についてお伝えします。


■INDEX
ロクシタンが取り組んでいるバイオ ダイバーシティとは?


1. 【ロクシタン オーチャード】プロヴァンスにアーモンドの木を植えています!
2. ロクシタンは、プロヴァンスラベンダーも保護します!
3. 福島、南相馬市で植樹を行いました
4. ロクシタンのクリスマスは、バイオ ダイバーシティがテーマ

[コラム]Nature & People VOL.2 生産者インタビュー
ジェローム・ボエンルさん(ラベンダー蒸留者、栽培者)

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ロクシタンが取り組んでいるバイオダイバーシティとは?

最近よく耳にする「バイオダイバーシティ」。バイオダイバーシティとは、生物の多様性を意味します。地球には私たち人間の他、さまざまな生物が住んでいて、それらがバランスよく共生しています。
しかし今、そのバランスが崩れ始めています。理由のひとつに、私たち人間の暮らしが便利になったことが挙げられるでしょう。豊かな自然と人々の暮らしが調和したプロヴァンスで生まれたロクシタンは、「ロクシタンの約束」の1つとして植物の多様性を保護することを掲げ、豊かな大地を育む多様な植物の生態系を大切にします。


1. 【ロクシタン オーチャード】プロヴァンスにアーモンドの木を植えています!
 


ロクシタンがすすめるバイオダイバーシティ、その活動のひとつが植樹です。なぜ木を植えるのか?それは生命のシンボルだからです。オリーブ、シア、チェリーブロッサム、アーモンド…、ロクシタンの製品のほとんどが木の恵みからできています。この中でアーモンドの木をプロヴァンスに再生させるプロジェクトが「ロクシタン オーチャード」です。アーモンドの木は、前世紀の始めまでプロヴァンスを象徴する木でした。しかしオリーブやブドウなどの収益性の高い作物に押され、1960年代までに、事実上姿を消してしまいました。そのアーモンドの木を復活させて、プロヴァンスの生態系を復元させるのが、このプロジェクトの目的です。2018年冬には、4,000本以上のアーモンドの木がプロヴァンスの大地に植えられました。

 


プロヴァンスには子供が生まれると庭にアーモンドの木を植える風習があります。「ロクシタン オーチャード」は、ここからヒントを得て生まれた植樹活動です。植樹した各々の木には勤続3年以上のロクシタン従業員のネームプレートがかけられています。2018年冬に行われた最初の植樹は、二人の地元の生産者の助けを借りて実現しました。
2019年夏には、「自分の名前を掲げたアーモンドの木をプロヴァンスに見に行こう」というイベントがありました。日本からは勤続10年以上のロクシタンの従業員が参加。自分の名前を冠にしたアーモンドの木を見学。背丈ほどに成長したアーモンドの木に感動した日でした。



2. ロクシタンは、プロヴァンスのラベンダーも保護します!
 


プロヴァンスを象徴する花、ラベンダーが、気候変動の影響などによって減少しています。ロクシタンは、誰もが愛するこの小さな花を守るべく、4つのアクションを起こし、保護する活動を行っています。

①プロヴァンスラベンダーをサポート
プロヴァンスにある20以上のラベンダー農家と長年に渡って協業し、支援を行っています。これらの農家により生産されたPDO(*1)を取得した高品質なラベンダーオイルをロクシタンが調達し、トレーサビリティ(*2)保証を行っています。
 

(*1)PDO(Protected Designation of Origin)は、以下の基準に応える上質なラベンダーオイルに付けられています。
1. 挿し木ではなく、認定種子から栽培したもの。
2. プロヴァンスの非常に特定された地域、800mの高地で栽培されたもの。
3. 乾いた植物で伝統的な蒸留法で蒸留されたもの。
4. これらの基準に応えた、専門家の嗅覚および分析委員会によって研究されたもの。

(*2)食品の安全を確保するために、栽培や飼育から加工・製造・流通などの過程を明確にすること。


②ラベンダーを保護する基金を設立
ロクシタンはフランスの生態学研究機関と協力して、新種の選定や革新的栽培技術の導入など、ラベンダーの保護に取り組んできました。2012年、ロクシタン創設者オリビエ・ボーサンは、気候問題に直面しているラベンダーを救うための基金「SPLP基金」を設立。「未来のラベンダー畑」も守っていきます。
 


③ラベンダー畑の世界的な生物多様性の保全
「THE LAVENDER FIELDS OF THE FUTURE」基金を通じて、サスティナブルな農業方法を開発しています。例えば、ラベンダーの列の間に穀物や草を植えることで害虫を阻止したり、枯れた草や穀物、ラベンダーの廃棄物で土壌を再生したり、化学薬品の使用を減らしたり…。地球に優しい環境でラベンダーを育てることで、有益な生態系を作ります。また、受粉に欠かせないミツバチを守る活動もしています。ラベンダーの収穫時には、機械に巻き込まれないようミツバチを遠ざけたり、蜜源であるミツバチの巣箱を設置したりしています。蜂に優しい文化を形成することで、約20,000匹のミツバチを救うことができます。

 


④ラベンダーのサプライチェーンにおけるエネルギーを節約
ラベンダーから上質なオイルを抽出して製品にするには、栽培、収穫、蒸留、輸送の過程で、さまざまなエネルギーを使います。ロクシタンでは、ラベンダーの廃棄物の有効活用とエネルギー削減のプログラム、「Green&Lavandes」を推進しています。具体的には、ラベンダーの廃棄物をマルチング(畑の表面に覆って畑を保護する)に使用したり、ラベンダーの花だけを摘む機械を導入したりしています。さらに輸送・収穫時間、蒸留エネルギーを見直して、最大30%削減しました。2030年までにエネルギーとCO2排出の50%削減を目指しています。



3. 【Pur Project in JAPAN】福島県南相馬市植樹活動「1,301本の木を植えよう」を実施しました

ロクシタンジャポンでも独自の取り組みとしてバイオダイバーシティをすすめています。その一環として、2019年10月10日に公益財団法人「鎮守の森のプロジェクト」と協働し、福島県南相馬氏沿岸部に1,301本の植樹を行いました。植樹をした場所は、東日本大震災の際の津波で被害を受けた海岸沿岸部。この地区は海沿いに豊かな畑が広がる、とてものどかな場所だったそうです。震災後、畑は整備され、高い防波堤が作られました。2013年よりこの防波堤の内側に海岸防災林を築くための植樹が行われています。

 


今回の植樹活動には、社長のニコラ・ガイザーを含めロクシタン社員、計26名、一般募集のボランティア23名、計49名が参加。南相馬市の門馬和夫市長にもご参加いただきました。

 


参加者は、5つのグループに分かれ、植樹を行いました。
用意した苗木は、震災の津波にも耐えたタブの木や桜の木をはじめ、約20種類。60cm間隔に、いろんな種類の苗をランダムに植えていくのがポイントです。

 


1,301本植樹した後は、地面が見えなくなるまで藁を敷き詰めます。こうすることで、雑草防除、温度変化の緩和、土壌の保湿、表層土流防止の効果があります。藁ゴミはやがて肥料になるんです。最後に藁が飛散しないよう縄で固定します。
形成された斜面に植えていきます。腰をかがめて行う作業は結構きつい。この日は気温が25度もあったせいか、終わった後は汗びっしょり。「たっぷり汗をかいたけど、みんなと力を合わせて植えたから、すっごく気持ちいい」という声が多く聞かれました。

 


最後に、思い思いの気持ちを書いた木札をかけて。参加した方からは、「以前よりボランティアに興味がありましたが、なかなか足を踏み入れられずにいました。そのきっかけをいただきありがとうございました」「いろいろな人や自然と触れ合うことができました。ロクシタンの社会貢献活動についても理解することができました」などのお声もいただきました。
東日本大震災では、神社を囲む鎮守の森が防災林として大きな役割を果たしました。深く根をはった木々が津波の勢いを和らげ、被害を最小限に防いでくれたのです。これをモデルにしたのが「鎮守の森プロジェクト」。土地に適した種類の木を植えると、苗木は1年ほどで1mほどに成長し、約20年後には立派な森になります。



4. ロクシタンのホリデーも、バイオダイバーシティがテーマ

毎年人気のロクシタンホリデーコレクション。今年は、「パパノエル(*3)の緑と香りあふれる世界」をテーマに3つのコレクションを限定発売。ストーリーは、プロヴァンスを訪れたパパノエルが、「このまま何もしなければあと数年で12,000種のいきものが消えてしまう」という悲しい話を聞き、いきものたちがいきいきと過ごせる愛の庭、やさしさの丘、希望の野原を作っていきます。背景には、ロクシタンの約束の1つであるバイオダイバーシティがあります。ホリデーコレクションに使われているイランイラン、シア、ハニー、3つの香りは、この活動で保護された植物から作られています。

(*3)フランスでサンタの愛称

 
 
 


今年のホリデーコレクションは、パパノエルがプロヴァンスで出合った3つの物語が展開していきます。第1章フェスティブガーデンシア(発売中)ではイランイランなどの花々で愛の庭(ガーデン)を作り、第2章クラシックシア(11月20日発売)ではやさしさの丘で収穫されたシアからシアバターが生まれます。第3章ハニーハイヴシア(12月11日発売)では、ラベンダーが咲き誇る希望の野原でミツバチたちと出合います。

ロクシタンが取り組んでいる「ロクシタンの約束」では6つの約束を守り続けています。その中のひとつ、「植物の多様性を保護」では、2025年までに1,000品種の植物を保護することを約束しています。2019年のホリデーコレクションで使われている3つの香りもこの取り組みから生まれたものです。


■コモロ諸島のイランイラン保護活動を行っています
コモロ諸島の花の保存や蒸留などで使用する木材の森林保護を行い、100%トレーサブルな原料を扱う協力会社を通してフェスティブガーデンシアシリーズの原料イランイランを調達しています。

■シアの木の保全活動を行っています
シアの生産地ブルキナファソで生産者の女性たちに、シアの木をオーガニックに管理する技術などを伝え、森林の保護や生産の品質の維持の活動を行っています。

■プロヴァンス畑保全の取り組みを行っています
ラベンダーの研究や、ラベンダー畑の自然保護などを通し、これまでにプロヴァンスの固有種を含む、さまざまなラベンダーを保護する取り組みを行っています。


 

製品の原材料となるハーブや花を育てる生産者はロクシタンにとって大切な存在。
彼らの努力、献身、そして技術なくして高品質な製品をつくり出すことはできません。
ロクシタンは現在、情熱ある生産者と複数年契約を結び、一年を通して彼らに寄り添い共に仕事をしています。
[コラム]Nature & Peopleでは、ロクシタンにとって大切な「自然」と「人々」についてお届けします。

NATURE & PEOPLE VOL.2 生産者インタビュー
ジェローム・ボエンルさんのコラムはこちら



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ロクシタングループの取り組みをお伝えするL'OCCITANE CSR NEWSを今後も定期的にお届けします。


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