高級菓子店リラマン 〜 父から子へと伝わって来た伝統の技

リラマンは5代にわたってフルーツ・コンフィを作りつづけているサン・レミ・ド・プロヴァンスの老舗菓子店。その味は将来に渡って受け継がれて行くことでしょう。
Texts: Anaïs Chabalier

1866年の創業以来、代々古き良き伝統の技が受け継がれてきたリラマン菓子店。創業者のマリウス・リラマンが店を開いたのはアルピーユ山脈の懐に抱かれた場所で、そこからリラマン家の冒険が始まりました。そして時代が経つにつれ、村の菓子店はまるで一家によってきちんと保存された秘密のような存在となっていったのです。

1998年、この由緒ある店を継いだのがピエール・リラマンさんです。新しい当主の登場は店に改革の風を吹き込み、更なる飛躍のきっかけとなりました。しかし、ピエールさんがこだわったのはフルーツコンフィを先祖代々伝わる技法で作り続けること。伝統を守ることを大切にしたのです。

フルーツコンフィはフルーツ内の水分を排出し、その代わりにシロップをフルーツ内に入れることで保存が効くようになります。非常に長い時間がかかる作業ですが、そこをきちんと行うリラマンのフルーフコンフィには昔ながらの味が守られています。甘くて柔らかく、香り豊かなフルーツコンフィはまるで丁寧に細工された工芸品のよう。

フルーツコンフィはプロヴァンスならではの伝統の銘菓ですが、国境を超えて各地で人気を博しており、パリやブリュッセルにあるダロワイヨやヴィタメールといった有名店にも納品しています。しかし、リラマンの思いは地元の宝を大切にし、この伝統をしっかりと受け継いで行くことにあります。

Confiserie Lilamand / 菓子店リラマン
5 avenue Albert Schweitzer
13210 Saint-Rémy-de-Provence
04 90 92 12 77
菓子店リラマン
菓子店リラマン
5代目店主のピエール・リラマン氏
Photo: José Nicolas

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