自転車で周るコルシカ島

これはサイクリスト仲間同士の物語。4日間に渡り、麗しの島・コルシカの風光明媚な道を6人でツーリングしました。 旅日記をどうぞ。
Par Jean-Dominique Dalloz

コルシカを4日間で半周。これが、冒険に乗りだしたサイクリスト6人の野心。たとえ1日の行程が100kmを越えるとしても、超人的なことは何もありません。確かにところどころで峠越えが予定されていますが、登れば同じくらい下りもあるのですから。荷物を宿泊地から宿泊地へ運ぶこともあり、交代で車を運転するので疲労困憊になってしまったら拾ってもらえば大丈夫。

初日は小手調べ。バスティアからコルシカ半島を一周です。テギメ峠でさっそくふくらはぎがパンパンに。来たる苦しみに精神的に備え、ゆっくりペダルを漕ぎます。レースではないので、風景をゆっくり楽しむゆとりがあります。ブドウ畑に囲まれたパトリモニオ村やブーゲンビリアが咲き誇るファリノル村、お墓や霊廟が両脇に並ぶ小道・・・・。夏の暑さを和らげてくれるそよ風が心地よい海沿いのルートで、コルシカでも手つかずの自然が最も残る地域を行くのは、サイクリストにとってこの上ないしあわせ。

2日目。自転車をこぐ足は若干重く、温まるのにやや時間がかかります。サン・フロラン村へ向かって走り、その後、アグリアト砂漠を横断します。砂漠という名称は的を射た表現ではないかもしれません。なぜなら、イワナシやゴジアオイ、ミルタス、セイヨウヒイラギガシなどが生えたマキと呼ばれる灌木地帯や、フランスカイガンショウと呼ばれる松の林が広がっているからです。そうした風景はかつてこの土地が農地として利用された時代を彷彿させます。ベルゴデール村までの上りでこの小さな自転車集団の進むスピードが遅くなってきました。上ったらランチです。太陽は真上に上り、そよ風も全くふきません。だんだんつらく なってきた体には、テラスの木陰でのランチは嬉しいご褒美。冷たい水、コルシカ特産のブロッチウーチーズを詰めたナス、付け合わせにはもちろんパスタ。本日の行程はカレンザナ村までで、それまでは上りが続きます。モンテグロッソを見下ろす丘は野性味あふれ、最期にたっぷりと上り坂を味わったあとにようやく 自転車を降りました。さあ、早くシャワーを浴びて、コルシカの友人とのアペリティフへ!オリーブ圧搾所のオーナーである友人が、圧搾所で作った美味しい タップナード(オリーブのペースト)とアンショワヤード(アンチョビディップ)でみんなをもてなしてくれます。そして一日の締めくくりを完璧なものしてくれるのがラヴァトジオ村にあるオーベルジュ「シェ・エドガー」。コルシカ風ディナーで全員すっかり元気を取り戻しました。

優れたサイクリストたちの3日目の行程は、ポルトを通過してヴェルギオ峠まで。オークル土の断崖絶壁を望む海辺の道を走ると、次に待っているのは栗やモミの 木々が木陰を作る上り坂。お尻の筋肉に痛みを感じ始めます。標高約1500メートルにあるカステル・ド・ヴェルジオホテルに到着したのも、バラバラ。

最終日の始まりは、今までの頑張りに対するご褒美から。ランチを取る場所まで40キロ、ひたすら続く下り坂!私たちのランチに同席してくれたのは3人のコルシカ人のお年寄りでした。詳細情報は書けませんが、ポンテ・レッチア近くの灌木林に囲まれたレストランで炭水化物中心の(他にもいろいろ)美味しいランチをいただいたおかげで、このあとビゴルノ峠まで続いた恐ろしく長い上りを頑張ることができました。足はきつく、目には楽しい上り坂。その後は、ムラト村まで行き、オメタ村から再び上り坂です。リズムよく進むことができ、バスティアが目前なので形式的にテギメ峠を通過します。私たちが乗る本土までの船が港に入って来ました。自転車はもう車のトランクに入れてありますが、私たちの思いはまだコルシカの小道を走り続けています。

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18時38分、マントンにて撮影