聖なるハーブ、ヴァーベナ

ヴァーベナが告げてくれるのは、強い日差しの午後、気分をすっきりさせる水浴び、楽しい夏の夜・・・。かすかにレモンの香りがするヴァーベナで、真夏の旅もシャキっとした気分で過ごせます。
Par Linda Mestaoui

古代、ヴァーベナは奇跡の植物とみなされ、魔女たちの儀式に使われていました。ヴァーベナはあらゆる病を治し、悪意を追い払うとされていたほか、愛の媚薬としても使っていました。南アメリカ原産のヴァーベナはクマツヅラ科に属するハーブです。生薬のヴァーベナは無臭で、消化を助け、炎症を鎮める作用があります。かすかにレモンの香りがする芳香性のヴァーベナは気分を落ち着かせ、リラックス効果があるとして重宝されています。この低木は寒さに弱く、地中海沿岸の気候のよい暮らしやすいところで花を咲かせます。心地よい気候のコルシカでは2メートルにまで成長することもあります。葉は黄緑で、小枝の先にピンクまたは白い花を咲かせます。収穫は7月末から9月にかけて行われます。

乾燥させたヴァーベナを熱湯に入れ10分程度煎じたハーブティーは沈静効果があり、寝つきをよくしてくれます。眠る前に飲むには理想的な飲み物で、天然の睡眠剤と言えるでしょう。食後に飲めば消化も助けてくれます。

ヴァーベナでアイスクリームやシャーベットを作れば、食いしん坊も大喜び。プロヴァンスでは夏になると、日差しのきつい村の広場などのアイスクリーム店で、爽やかでやや酸味が効き、ミントの葉を数枚のせたヴァーベナのシャーベットを出します。今年の夏は、パリの有名アイスクリーム店ベルティヨンでもヴァーベナシャーベットをメニューに取り入れました。

聖なるハーブ、ヴァーベナ
聖なるハーブ、ヴァーベナ
プロヴァンスでの収穫
Photographie S. Duffard/L'Occitane

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