王冠型のお菓子はプロヴァンス伝統の銘菓!

クリスマスが過ぎ、大晦日も過ぎてやってくるのが公現祭。プロヴァンスでは王冠型のお菓子を食べるのが習わしです。
Texts: Justine Fiordelli

公現祭の起源はキリスト教です。公現祭は東方の三博士が幼子イエスの元を訪れ、キリストが神の子として世に公に現われたことを記念し祝う日で、アヴィニョンに教皇庁が置かれたことからフランスに伝わったのだとか。メルキオール、バルタザール、ガスパールの3人の博士は、ひときわ輝く星、金星に導かれて幼子イエスの元へやってきたとされています。

プロヴァンスでは、1月の第1日曜日に「ガトー・デ・ロワ(王様の菓子)」を食べて公現祭を祝います。あられ糖とさまざまな種類のフルーツ・コンフィ(チェリー、ルバーブ、メロン、アプリコット、オレンジなど)で美しく飾られたガトー・デ・ロワは遥か昔から受け継がれて来たプロヴァンスの郷土菓子です。小麦粉、卵、砂糖、バターをベースに作ったブリオッシュ生地にオレンジウォーターで香り付けした菓子で、食べておいしいのはもちろん、見た目も美しいのが特徴。1月6日にはガトー・デ・ロワで「王様」を選ぶ行事をします。まず、ガトー・デ・ロワを食べる人の人数に合わせてカットします。そして、その場で一番年齢が若い人がテーブルの下に潜り込み、切り分けたお菓子を参列者一人一人に口頭で配って行きます。自分の分にフェーヴ(陶製の人形)が入っていた人が王様あるいは女王様に選ばれ、翌年の菓子をみんなに振る舞うのが習わしです。

プロヴァンス風の王冠型「ガトー・デ・ロワ(王様の菓子)」
プロヴァンス風の王冠型「ガトー・デ・ロワ(王様の菓子)」
あられ糖とフルーツコンフィで飾り付ける伝統的な菓子
Photo: Getty - Dorling Kindersley
プロヴァンス風の王冠型「ガトー・デ・ロワ(王様の菓子)」
プロヴァンス風の王冠型「ガトー・デ・ロワ(王様の菓子)」
自分の分にフェーヴ(陶製の人形)が入っていた人が翌年の菓子をみんなに振る舞うのが習わし!
Photo: DR Sébastien Garcia - Fotolia.com

最新情報

ルーツの味を探る 〜 完璧なプロヴァンススタイルのアペリティフ

ルーツの味を探る 〜 完璧なプロヴァンススタイルのアペリティフ

プロヴァンスの香りいっぱいのアペリティフを楽しみながら、夏の長い夜を過ごすことほどステキなことはありません。ロクシタンからプロヴァンスならではのアペリティフをご紹介します。手で簡単にいただけるおつまみを、親しい友人や家族と一緒にどうぞ。
プロヴァンスでもっとも素敵なルーフトップ

プロヴァンスでもっとも素敵なルーフトップ

夏を満喫するのに理想的なのがルーフトップ。屋上テラスは1日のうち、いつ訪れてもくつろぐことができます。ロクシタンがプロヴァンスでおすすめのスポットをセレクト。これで元気に夏休み明けを迎えることができるはず。
8月のフォト

8月のフォト

18時38分、マントンにて撮影