永遠のイモーテル

フランス語でイモーテルは「不死」を意味します。ミステリアスで詩情豊かな名前のこの植物はコルシカに自生するハーブ。さまざまな効能があり、ロクシタンでは10年ほど前からイモーテルエッセンシャルオイルを使った化粧品の開発を行っています。灌木林の美女イモーテルのご紹介。
Par Caroline Taret

コルシカの灌木林に生えているイモーテルは、「不死」というミステリアスな名称の魅力いっぱいのハーブ。500種以上あるムギワラギクの中で、10年ほど前にロクシタンが発見した学名ヘリクリサム・イタリクムというコルシカ原産の品種です。とは言え、大昔から存在していたこの美しい花は6月に黄金色に咲き、摘んでもしおれないことから「不死-イモーテル」と名付けられました。19世紀初頭よりフラワーアートでよく使われていましたが、その遥か昔、ギリシャ神話でも、ホメロス作のオデュッセイアにイモーテルが登場し、その神秘性がさらに増しています。イモーテルはオデュッセウスを救ったスケリア島の王女ナウシカの美の秘訣であり、オデュッセウスは彼女に出会ってこの薬効豊かな植物を知ることになったというのです。

イモーテルのエッセンシャルオイルは今やロクシタンが展開するエイジングケア製品に欠かせない成分で、「プレシューズ」、「ディヴァイン」、「ブライトニング」シリーズに使われています。プレシューズもディヴァインもブライトニングも、黄金色の太陽のようなハーブの持つ素晴らしい効能を表す形容詞。この貴重で、何よりオーガニックな成分を生産するのに、コルシカのイモーテル生産者たちと日夜仕事を続けた研究者たちを称えるためにも使いたい言葉です。

コルシカの愛の物語

イモーテルはコルシカに生えているハーブですが、より正確に言えば、カルヴィやルース島のあるバラーニュ地域のハーブです。一帯を灌木が覆う山岳地域で、 山中から明るく透き通った海を望むことができます。まさに地中海でも夢のような場所…。イモーテルはこの灌木地帯独特の乾燥した匂いがし、ただちにイモーテルが生えているとわかります。専門家は、イモーテルは「カレー風味の龍涎香のようなスモークの匂い」がすると評しています。ロクシタンの創業者であり、企業理念の柱であるオリビエ・ボーサン氏の主導により、ロクシタンは開発対象地域をプロヴァンスからコルシカへと拡大し、有機農業の厳しい基準を遵守した8名の生産者の協力を得てコルシカでイモーテルを生産しています。

さらに地元の蒸留所3ヵ所と提携して蒸留までおこなうなど、生産の工程すべてを担っています。 2004年に1ヘクタールだった栽培地は現在は44ヘクタールとなり、200キロものエッセンシャルオイルを生産しています。ロクシタンの研究開発責任者ジャン=ルイ・ピエリスナール氏やコルシカの生産者パスカル・シェリュバンやステファン・フランチスチまで、多くの人々が関わり、さらにオデュッセウスとナウシカのような神話の登場人物、突出した技術や自然保護へのこだわりなど、多くの要素が合わさって壮大な物語を作り上げています。イモーテルのオデュッセイアは、コルシカの空の下、今でも続いているのです。

イモーテル
イモーテル
コルシカ島
Photgraphie L'Occitane

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