時代の先端を行く4人の男性、プロヴァンスで活躍中

プロヴァンスの男たち、と言えばペタンクとパスティスに明け暮れている人々というレッテルが貼られがち。そのような紋切り型のイメージも愛情表現のひとつなのですが、そのような型に収まりきらない人たちもいます。ワイン醸造家、デザイナー、料理人そして木工アーティストとして活躍する個性豊かな4人の男性をご紹介しましょう。歌うようなアクセントの南仏訛りが耳に心地良い彼らが、プロヴァンスの多彩な面を見せてくれます。
Texts: Mélissa Darré

リュドヴィック・テュラック 〜 マルセイユのガストロノミーが生んだ天才

マルセイユの旧港を見下ろすレストラン「ユンヌ・ターブル・オ・シュッド」は、生粋のマルセイユっ子であるリュドヴィック・テュラックが作り出す、プロヴァンスの彩りに満ちた独創性に富んだ料理で知られています。テュラックはル・ブリストルやオテル・デュ・カステレなど高級ホテルで修行を積み、正統派フランス料理に革新的なエスプリを加えています。こだわりの逸品を楽しむことのできるこの店は最近ミシュランの1ツ星を獲得しました。確かな腕をもち、若干26歳ながら星付きシェフとなったテュラック、まだまだ星を上げていくに違いありません。

www.unetableausud.com

マティアス・ド・マレ〜 潅木のエッセンスを彫る木工アーティスト

ヴォークリューズ県にある村、ルールマランにアトリエを構えるマティアス・ド・マレ。地中海沿岸の木々を加工し、素晴らしい作品を作り出しています。ケードやテレビンノキ、イチゴノキ、エノキなどの木材が、特定の型に収まらない異才が繰り出す巧みな技により、次々と個性的な作品へと変身。プロヴァンス在住の職人たちの元で修行し、技術を習得したド・マレの仕事ぶりは非常に丁寧で、作品には詩情が込められた力強さがあります。プロヴァンス地方独特の潅木を愛してやまないド・マレは、インスピレーションの赴くまま作品作りを続けているのです。

www.demalet.fr

シモン・ポルト 〜 モード界の異才

独学で服飾デザイナーになったサロン・ド・プロヴァンス出身のシモン・ポルト。モードの世界の階段を登り、2009年より新鮮で驚きに満ちたコレクションを発表しています。ブランド名は亡くなった母親にちなんで「ジャックミュ」と名付けられました。ポルトの思い出や自身の根っこにある1990年代をベースにしたコレクションが特徴です。彼の世界はオフビートでポジティブであり、それを支えているのがグラフィックなラインで刺激的な色使いのコンセプチュアルな作品。それはまさにプロヴァンスの優しさを感じさせる讃歌と言えるでしょう。

www.jacquemus.com

 ジュリアン・ブレジェ 〜 天賦の才に恵まれたワイン醸造家

ジュリアン・ブレシェは歴史あるワイナリー、ドメーヌ・デ・ボスケの5代目。ワイン造りに心血を注ぎ、まるで体の中にワインが流れているかのよう。エリック・ド・サン=ヴィクトールの元で修行をした後、天賦の才に恵まれたワイン醸造家であるブレシェは夢を花開かせるべく家族の経営するドメーヌへと戻りました。名門ワイナリー、ガブリエル・メッフルの創設者の孫であるプレジェがワイン造りを手がけて8年目。生まれ故郷のヴォークリューズ県に骨を埋める覚悟で、グランクリュを生み出すこの土地の素晴らしさと歴史を広く伝えるべく、日々活動しています。

 www.famillebrechet.fr

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8月のフォト

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18時38分、マントンにて撮影