布地の修復に情熱を傾けるエリザベット・フェリオルさん

1970年代に「アルルの女王」に選ばれたエリザベット・フェリオルさん。布地を愛してやまないフェリオルさんが現在夢中となっているのが「パンソタージュ」です。17世紀より伝わる布地にモチーフを描く技法をご紹介しましょう。
Texts: Justine Fiordelli

美術学校を卒業し、若い頃から布地とプロヴァンスの伝統的な技法に惹かれてきたエリザベット・フェリオルさん。プリント生地制作で有名なアトリエ、ソレイヤードへ布地のプリントに母親と何度も通ったことが影響していると言います。フェリオルさんにとって「布地は常に自分と共にあるもの」であると熱心に語ってくれました。1974年に「アルルの女王」に選ばれたフェリオルさんは、多くの女性が夢見るようなキャリアを経てきました。タラスコンにあるソレイヤード博物館の元学芸員であり、現在は自宅でパンソタージュを教える教室を開催しています。17世紀において女性たちが担ったパンソタージュに敬意を表し、より多くの人に親しんで欲しいと願っているのです。

パンソタージュは機械化の波に押され、19世紀には消えてしまった技法です。元々はインドから伝わった「アンディエンヌ」と呼ばれる、木版を用い華やかなモチーフがプリントされた木綿布の制作に必要とされた技術でした。プリントされた布地の色がきれいに出なかったときに隠したり、モチーフを修復したり、あるいは細部を足したりするのです。パンソタージュは非常に根気がいる作業で、絵心も必要とされます。あなたも試してみませんか。

詳細はこちらから

www.tradicioun.org/Elisabeth-Ferriol
「パンソタージュ」
「パンソタージュ」
17世紀より伝わる、布地にモチーフを描く技法
Photo: DR, François-Xavier Emery

最新情報

ルーツの味を探る 〜 完璧なプロヴァンススタイルのアペリティフ

ルーツの味を探る 〜 完璧なプロヴァンススタイルのアペリティフ

プロヴァンスの香りいっぱいのアペリティフを楽しみながら、夏の長い夜を過ごすことほどステキなことはありません。ロクシタンからプロヴァンスならではのアペリティフをご紹介します。手で簡単にいただけるおつまみを、親しい友人や家族と一緒にどうぞ。
プロヴァンスでもっとも素敵なルーフトップ

プロヴァンスでもっとも素敵なルーフトップ

夏を満喫するのに理想的なのがルーフトップ。屋上テラスは1日のうち、いつ訪れてもくつろぐことができます。ロクシタンがプロヴァンスでおすすめのスポットをセレクト。これで元気に夏休み明けを迎えることができるはず。
8月のフォト

8月のフォト

18時38分、マントンにて撮影