原産地 グラースの甘美な香り ビターオレンジ

繊細でうっとりするような芳香を放つ花、ビターオレンジ。その優艶で上品な香りは人々を魅了してやみません。香水産業で栄える南仏の街グラースにとっても欠かすことのできない貴重な花です。
Texts: Mélissa Darré

学名をcitrus aurantiumと言い、日本語では「ダイダイ」とも呼ばれるビターオレンジの原産地はインドやヒマラヤ地方ですが、コート・ダジュール地方の気候は生育に適したようです。特に香水の都グラースを中心とした地域で多く繁殖し、春になると可憐な白い花を咲かせます。そして、フレッシュでフェミニンな香りで人々を魅了するのです。

グラースからほど近いゴルフ・ジュアン・ヴァロリスでは、トニー・ダミアノさんとジスレーヌさん夫妻がビターオレンジの生産を専門に手掛けています。ご夫妻は純潔を象徴する甘美な花であるビターオレンジを尊重することにこだわりを持ち、有機農法で栽培を行っていますす。花の収穫も手作業。それらの花をアブソリュートあるいは精油に抽出したものは「ネロリ」と呼ばれ、その芳香には誰もがうっとりとすることでしょう。

ビターオレンジ栽培は1941年からダミアノ家に続く家業です。レスタンクと呼ばれる南仏独特のテラス方式の栽培方法を採用するなど、二人三脚で働くご夫妻は非常な熱意を持って栽培に取り組まれています。コート・ダジュール地方ならではの伝統産業に力を入れ、ノウハウを継承させていくことに精力を注いでいるのです。

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