伝統を受け継ぐフォルカルキエの菓子店

フォルカルキエ村のはずれにプロヴァンスならではの菓子を扱う店が登場しました。地元の食材を生かす場としてロクシタンの創設者オリビエ・ボーサン氏がオープンしたものです。
Texts: Anaïs Chabalier

フォルカルキエ村にあった家族経営の古い製鉄所が2014年7月よりプロヴァンスの郷土菓子を作る工場と店舗として蘇りました。プロヴァンスの豊かな食材を生かしたい、という思いからオリビエ・ボーサン氏が設立したものです。

この菓子店の信念は伝統を尊重すること。その思いは内装からも見てとることができます。鉄がインテリアの重要な部分を占め、店がかつては製鉄所であったことを隠していません。全体のインテリアは時代に合った感性のアレンジがなされていますが、どこか懐かしい雰囲気にあふれています。

作っている菓子が郷土菓子のナヴェットやジバシエであることも、伝統を大切にする気持ちの表れ。これらプロヴァンス伝統の菓子を作るのに使われている小麦粉は近隣の農家から仕入れたもの。「バロニーのマカロン」と呼ばれる菓子に使われているアーモンドはヴァランソル村で産出されているものです。確実に言えることは、シンプルなこれらの菓子が本物の味を失っていないということ!

ふるさとの昔ながらの味を伝えて行くため、この店では製造工程を一般に公開する日を設けています。プロヴァンスならではの食文化を残し、伝統的な製法を後世に伝えて行く有効な手段と言えるでしょう。


La biscuterie de Forcalquier
28 avenue Saint Promasse
04300 Forcalquier
フォルカルキエの菓子店
フォルカルキエの菓子店
ナヴェットやジバシエ、さらにはバロニーのマカロンなど、多くの郷土菓子を作る
Photo: DR F. X Emery
フォルカルキエの菓子店
フォルカルキエの菓子店
もともとはオレンジーウォーターをベースにしたプロヴァンスの伝統菓子ナヴェット。今ではさまざまな風味で展開。
Photo: R F. X Emery

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