ロクシタンショップの世界に浸りきる

ロクシタンのショップに一歩足を踏み入れるだけで、プロヴァンス地方にワープしたよう。マノスク生まれのコスメティックブランド、ロクシタンはさまざまな商品を通じて、世界中の人々を比類ない地方、プロヴァンスへと誘います。
文:Caroline Taret

オリヴィエ・ボーサンが1976年に創立したロクシタンは、1981年にフォルカルキエ村から数キロ行ったヴォルクス村に第1号のショップを開店 しました。以来、ロクシタンは世界85ヶ国で店舗を展開しています。海外初のショップは1995年にオープンした香港店。2012年春には2000店舗目 のピサ店がオープンしました。ロクシタンは、プロヴァンスの豊かなライフスタイルを伝えるまさに親善大使。単に商品を作って売るだけではなく、豊かな自然 が残るプロヴァンスへの旅をも誘ってくれる存在なのです。ロクシタンのショップのインテリアはプロヴァンスのテイストにあふれています。店内には、かつて のプロヴァンスを彷彿させるような、あるいは現代のプロヴァンスを感じられるような家具やオブジェが置かれています。赤レンガの床に置かれた木製の家具がプロヴァンスの農家のような温かな雰囲気を出 し、 ラベンダーやイモーテルの束が、誰にも真似できないロクシタンだけの商品作りにおいて、プロヴァンスやコルシカから来る原料がいかに大切かということを思 い出させてくれます。2009年以降は、植物が育つ温室のイメージもインテリアに取り入れています。鉄の支柱のあるガラス製の仕切りが、まるでプロヴァン スに向けて開いた窓のようにショップを飾っています。もうひとつ欠かすことができない(そしてプロヴァンスにいたら絶対に行かなくてはいけない!)要素が マルシェ。作家マルセル・パニョルやジオノが愛したプロヴァンスで何日か過ごしたら、庇(ひさし)のついたスタンドが立ち並び、地元の野菜やフルーツ、 ハーブや摘んだばかりの花々を売るマルシェがたつ広場に必ず出くわすことでしょう。ロクシタンのショップでは、商品や原料を陳列する棚をマルシェで使うス タンドのような雰囲気に演出しています。

しかし、ショップの雰囲気を何よりも魅力的にしているのは店内に置かれた数々の雑貨。エッセンシャルオイルを抽出するための銅製の蒸留器やカゴ、あ るいはロクシタン社の歴史を感じさせる小物、例えば1976年にロクシタンを創立したボーサン氏がプロヴァンスの田舎でシトロエン2CV車のハンドルを握 る写真などが飾られています。農作業に、あるいは人との触れあいのために、プロヴァンスを車で行くのは現在もしばしばあること。なぜなら、ロクシタンはあらゆる商品に関して地元の生産者 ま たは蒸留業者に仕事をお願いをしているからです。例えばニオンスにある蒸留所、ディスティルリー・ブルー・プロヴァンスのフィリップ・ソゲルさんは、夏の ラベンダーやラバンディンを蒸留し終わり、今はヴァーベナの蒸留の準 備に取り掛かってくれています。

ショップの壁は黄色。リュベロン地 方、特にルシヨン村周辺で見ることのできる土、オークルをイメージしています。ショップのインテリアイメージは明確なコンセプトに基づいていますが、個々 のショップのある街の建物にうまく馴染んでいます。東京であってもニューヨークであっても、ロクシタンらしさを失うことはありません。次にオープンする ショップはチューリッヒ店。バーンホフ通りにまもなく小さなプロヴァンスが生まれます。

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プロヴァンスのショップ
写真: L'Occitane

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18時38分、マントンにて撮影