ロクシタンの調香師、ジュリー・マッセさん

グラースにあるマッセ家の庭に初めて降り立った幼い日から、ジュリーさんは美しい香りに対する愛を育んできました。 以来、ロクシタンを筆頭に有名メゾンの香水を手がけ、ボトルに酔いしれるようなエッセンシャルオイルやアブソリュートを閉じ込めてきたジュリーさん。お話を伺ってきました。
by Mélissa Darré

縦横無尽な女性

 

Q: あったらよかったな、と思う能力はありますか?

A: 季節ごとに生まれ変われる能力です。春になると、毎年新しい花が咲くように。

 

Q: あなたのモットーは何ですか?

A: 子供の頃、小学校の先生が黒板に書いた言葉に釘付けになりました。それは「望めば、できる」という言葉です。以来、忘れたことがありません。いつもそのように考えているし、よくこの言葉を口にします。とても前向きな言葉です。人生に目標があれば、達成できるよう人生のあらゆることを総動員しますから。

 

Q: 一日で一番好きな時間は?

A: 夜です。充実した一日を過ごしたあと、清潔なシーツに包まれて眠るのが大好き。何もかも手放すピュアなひとときです。

 

Q: 落ち込んだ時のお薬は?

A: 女友だち。

Julie Massé, parfumeuse L’Occitane
© Julie Massé

魂は地中海地方の女性

 

Q: 一番好きなプロヴァンス料理は何ですか?

A: 母が作る夏野菜のオーブン焼きのティアンは衝撃的な美味しさでした。一番底に玉ねぎのコンフィを敷きつめ、その上にナスとピーマンをぎっしりと並べてます。味付けは、オリーブオイルと塩、コショウだけ。それを低温で長い時間をかけてゆっくりと焼くのですが、絶品です。

 

Q: 海外に住む友人に贈りたい、プロヴァンスならではの品は?

A: グラースにあるお店、ヴェンチュリニで求めたオレンジウォーター入りフガス。プロヴァンスの伝統的なパンです。あるいは、両親の家で摘んだイモーテルやラベンダーもいいですね。

 

Q: 海外にいると、プロヴァンスのどのようなところが懐かしくなりますか。

A: 紺碧な空。

 

Q: プロヴァンスを思い出させる香りは何ですか?

A: 潅木地域を散策すると香ってくるシスト(ゴジアオイ属の花)の香りです。

 

 

生まれながらの調香師

 

Q: もし、プロヴァンスが香水だとしたら?

A: トップノートには、祖父の思い出につながるブドウの葉と、我が家の庭にあるダイダイの葉をミックス。ドライフルーツおよび柑橘系の香りがあり、それらがボディを構成する香り、つまりプロヴァンスを象徴するラベンダーや私が一番好きなオレンジの香り、イトスギの香りと調和します。ベースノートにシストやムスクは外せません。ハチミツも癖になる香りです。

 

Q: 何からインスピレーションを得ていますか?

A: 全てのものから。個人的な体験、出会い、旅、絵画、料理……何もかもが創作の源となります。素敵な人に出会った時や、自然に対して謙虚に耳を傾けることが大事です。

 

Q: 調香師の仕事で気に入っていることは?

A: 素材です。自然が人間に与えてくれた贈り物で遊びたいのです。そして、香りの新たな形、新たな組み合わせを見つけ出していきたいと思っています。

 

Q: なりたかった職業はありますか?

A: 幼い頃から調香師になりたいと思っていました。

Julie Massé, parfumeuse L’Occitane
© Julie Massé

自然体のビューティースタ

 

Q: どのような女性を美しいと思いますか?

A: 魅力というものは、ナチュラルで自分を飾らなければ、ひとりでに溢れてくるものだと思います。難しいテクニックを駆使することはありません。笑顔と微笑みが、顔を輝かせてくれます。

 

Q: 日常的に心がけているビューティーケアは?

A: 保湿クリームを塗らずに外出することは絶対にありません。保湿クリームは、肌の再生を助けてくれていると感じています。それから、ロクシタンの小さなハンドクリームのチューブをあちらこちらに忍ばせています。バッグや、ベット脇のサイドテーブル、事務机などに。

 

Q: 絶対に外すことのできない美しさとは?

A: テラコッタスキン。疲れている時でも顔色をよく見せられるように。

 

Q: 美しく見せるための小さな工夫があったら教えてください。

A: ハイヒールを履くこと。履くと、すごく女らしくなった気持ちになれるんです。あとは、息子に「お母さん、きれい」と言ってもらうこと。

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