マルグリット・ブランと行うラベンダーの収穫

ソー近郊のフェラッシエールで、父から息子へ、そして母から娘へと代々引き継がれるラベンダー収穫の伝統。
Par Caroline Taret

マルグリット・ブランさんに、手作業によるラベンダーの収穫はいつから行っているのかを伺うと、ごく自然に「ずっと前から」と答えてくれました。鎌による伝統的なラベンダーの刈り取り方法は両親から教えられ、現在のマルグリットさんの仕事のやり方となっています。マルグリットさんは、フェラッシエールにあるラベンダー畑に囲まれた古い自宅をペンションにし、貸別荘も開いて、ラベンダーに対する情熱を訪れる人々と分かち合っています。典型的なプロヴァンス風のインテリアの宿泊施設で、ドローム県に伝わる収穫作業に触れることができます。行われる作業は毎シーズン同じです。マルグリットさんは早朝、時には孫娘のゼリヤを伴ってラベンダーの収穫に出かけます。束にしたラベンダーは頭を下にして風通しのよいラベンダー貯蔵用の小屋に入れます。大自然の中、手作業でラベンダーを刈り取ったら、次に行う作業はやはり昔と同じような手法による乾燥です。乾燥期間は天候によって変動します。マルグリットさんは「4、5日で束が乾燥する」と言います。乾燥したラベンダーの束は冬まで箱に入れ、ストックしておきます。寒い時期になったら束を取り出し、ゴミや汚れを取り除き、各地の販売所への送付用にまとめるのです。

マルグリットさんは手仕事で行ったラベンダーを生花店だけではなく、フランス国内やイギリスやドイツなどヨーロッパ各地にあるブティックに納品しています。マルグリットさんの畑から来たラベンダーは一束3ユーロから 3.50ユーロほどで買うことができます。若々しいおばあちゃんであるマルグリットさんは、今年の収穫量は前年を下回り1万5000から2万のところ、 わずか5000であったと言います。その理由は、ラベンダーが病気に冒され、以前より早く枯れてしまうためだとマルグリットさんは言います。ラベンダーは根から葉までを食べ尽くす小さなヨコバイという害虫の脅威に数年前よりさらされているのです。この状況で、マルグリットさんは、ますますプロヴァンスの青い黄金と呼ばれるラベンダーへの情熱を分け合いたいという気持ちになりました。

ラベンダーの香り豊かなブーケで飾られた貸別荘やペンションを会場に、マルグリットさんは特別展の開催や、ラベンダーのエッセンシャルオイルをベースにしたコスメ用品の販売を行っています。しかし、ラベンダーが最上の形となっているのは間違いなくキッチン。マルグリットさんはラベンダーの風味に溢れた食事やデザートを作っているのです。「ラベンダーは最高の調味料よ!」とマルグリットさんは言います。ラベンダー風味のクリーム・ブリュレを供してペンションのお客様を楽しませるほか、アクセントとして全ての料理にラベンダーを入れたハーブを使います。マルグリットさんのお気に入りは、マスタードを入れずにラベンダーを使ったドレッシングのグリーンサラダ。もちろん「使う分量が全てを左右します」とのこと!その極意をマルグリット・ブランさんを訪ねて伝授してもらわないと…。

アドレス
Gîtes et chambres d’hôtes en Drôme Provençale
Le Château de la Gabelle - Marguerite BLANC
26570 Ferrassières
T 04 75 28 80 54
www.chateau-la-gabelle.com
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フェラ シエール
Photographie José Nicolas

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