フォルカキエ工村 プロヴァンスらしさを味わえるところ

アルプ・デ・オート・プロヴァンス県にあるフォルカルキエはいかにもプロヴァンスらしい雰囲気が息づく村。魅力にあふれ、プロヴァンスらしい情緒の中で静寂さを楽しみたい人々からの称賛の声が高まっています。村では毎週、プロヴァンスでも最大規模と言われるマルシェも開かれています。フォルカルキエ村をご案内しましょう。
Par Caroline Taret
フォルカルキエ村は誰でも好きにならずにはいられない村です。エックス・アン・プロヴァンスから1時間もかからず、マノスクからも20分のところにあるこの村からは文字通りリュール山とデュランス谷の素晴らしい眺めが得られます。作家ジャン・ジオノの生まれ故郷であり、典型的なプロヴァンスの特産品を作る生産者たちが多く住んでいます。また、ロクシタンの創立者オリビエ・ボーサン氏が商品開発の着想を得ている場所でもあります。人口およそ5000人ほどのこの村の歴史を振り返ると、村の魅力の源泉ははるか昔にさかのぼることが分かります。フォルカルキエ村はいつの時代にも、プロヴァンスまたはフランスの歴史において重要な出来事に関わってきました。12世紀にはフォルカルキエ伯爵領の首都でした。フォルカルキエの知名度を上げたのはフォルカルキエ伯爵領とプロヴァンス伯爵領の二つの伯領を継承したレイモン・ベランジェ伯です。いずれも国王に嫁ぐという特別な運命をたどった4人の娘がおり、そのことからフォルカルキエは「4人の王妃の街」とも呼ばれています。4人の娘たちはそれぞれ、フランス史において非常に重要な人物に嫁いでいます。まずは長女のマルグリット。1226年から1270年にかけてフランスの国王であった聖王ルイの妃となり、11人もの子をもうけました。次女のベアトリスは聖王ルイの弟でシチリア王、ナポリ王となったアンジュー伯 シャルルと結ばれます。末の二人はイギリスに嫁ぎます。エレオノールはイングランド王のヘンリー3世の妃となり、サンシーはヘンリ

3世の弟で名目上のドイツ王となるコーンウォール伯リチャードと結婚するのです。想像を絶するような運命が常にフォルカルキエ村と密接に結びついていました。その後も何世紀もの間、フォルカルキエは歴史の重要な舞台となりました。宗教改革の時代にはいち早くプロテスタントを受け入れる共同体となり、15世紀にはアンリ4世を支持し、フランス革命時には共和国派となり、19世紀のナポレオン3世のクーデターに抵抗しました。1940年以降にはユダヤ人強制収容所があった場所とし て記憶されるなど、この村の名前は歴史に絶えず刻まれ続けています。

現在では、村で体験できるフランスならではのライフスタイルがフォルカルキエの知名度を上げています。村の路地を散策するのは心地よく、本当のプロヴァンスに出会いたい人にとって理想的な滞在場所。ヴォルクス村からオレゾン村そして栗の葉に包まれた特産チーズで知られるバノン村までの一帯はまさにプロヴァンスらしいプロヴァンス。名高いリュベロン地方から遠く離れていても、ここもまさしくプロヴァンスの一部です。フォルカルキエ村にあるのは雰囲気のある路地や史跡に指定された噴水、地元の食材がメニューを賑わすレストランだけではありません。ある場所が味覚や匂いに興味がある人や専門家を惹きつけています。 それは13世紀に建てられた素晴らしい建造物、コルドリエ修道院を使ったヨーロッパ香料大学です。ヨーロッパ香料大学では香りの創作や味覚の持つ力に着目し、日常生活においていかに五感が大切かを私たちに気づかせてくれます。大学の正面には工場生産ではない手作りのパスティスやアブサンなどのお酒をメインに提供しているプロヴァンス蒸留所があり、私たちは快感の試練にさらされてしまいます。これ以上プロヴァンス風のものなどあるでしょうか!ありましたよ。 毎週月曜と木曜にたつマルシェです。プロヴァンスでも最も規模が大きく、プロヴァンスらしいマルシェと言われているのです。ノートルダム大聖堂のすぐ近く にあるブルゲ広場には季節の特産物や手作りの名産品、プロヴァンスに伝わる技芸を結集した産物が並びます。「4人の王妃の街」を訪れる理由はたくさんありますね。


アドレス
Forcalquier
Les marchés
Autour de la Place Bourguet
Les lundi 8-14h et jeudi 15h-19h
プロヴァンスのマルシェ
プロヴァンスのマルシェ
フォルカキエ
Photographie L'Occitane
プロヴァンスの村
プロヴァンスの村
フォルカキエ
Photographie L'Occitane
プロヴァンス
プロヴァンス
フォルカキエ
Photographie José Nicolas

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18時38分、マントンにて撮影