ビオットのガラス工房 ヴェルリー・ド・ビオット〜 プロヴァンスに伝わる郷土の技

1956年創業のヴェルリー・ド・ビオットは常にプロヴァンスならではの伝統工芸を守り続けて来たガラス工房。その優れた製品は世界各地で人気を博しています。
Texts: Anaïs Chabalier

プロヴァンスの風景を形作るブドウ畑とオリーブの林。プロヴァンスでガラス工芸が数千年に渡って発展しつづけてきた理由はそこにあります。オリーブオイルやワインを入れる容器を制作する場として、職人たちはプロヴァンスを拠点に選んだのです。世紀を重ね、時代が下るにつれ、その伝統は次第に失われて行きましたが、1956年になって新たな飛躍を遂げました。

セーヴル国立陶芸学校を卒業した陶芸家エロワ・モノがヴェルリー・ド・ビオットを創業したのです。化学エンジニアでもあったモノは気泡を入れて作るガラス工芸の技術を蘇らせました。従来は失敗作とされていた気泡入りのガラス製品の制作により、工房は紛れもない本格的な工房へと成長したのです。新世代のガラス吹き職人たちが習得していった技術はガラスの素地に炭酸ナトリウムを加えて溶解するというもの。ガラスに小さな気泡を入れるこの技法がビオットのガラスの名声を高めることにつながったのです。

現在ではレチャチンスキ家がこの伝説的な工房を運営しており、常に革新を行いながら、ガラス職人たちによって生み出される製品の価値を高めることに務めています。ヴェルリー・ド・ビオットでは1つとして同じ製品はありません。なぜなら、ガラスを吹くごとに異なった気泡が生まれるからです。ピッチャー、キャンドル立て、花瓶・・・プロヴァンスならではの技と数世紀にも渡る伝統を守って生み出されたもの品々をお楽しみください。


La verrerie de Biot / ビオットのガラス工房
5 Chemin des Combes
06410 Biot
Tél : 04 93 65 03 00
www.verreriebiot.com
ビオットのガラス工房
ビオットのガラス工房
ガラスに小さな気泡を入れる技法で作られ、これがビオットのガラスの名声を高めることになりました。
© Thinkstock - Christian Musat
ビオットのガラス工房
ビオットのガラス工房
ガラスを吹くごどに異なった気泡が生まれるので、どれ一つとして同じ作品はありません。
© La verrerie de Biot

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