ノートルダム・ド・ラ・ガルド寺院 マルセイユっ子の心の貴婦人

マルセイユのシンボル、ノートルダム・ド・ラ・ガルド寺院。遠く古代ギリシアのポカイア人が作った街マルセイユの人々の心をとらえて離しません。魅惑のスポットを訪れました。
Par Caroline Taret

ノートルダム・ド・ラ・ガルド寺院まで行くのは簡単なことではありません。なにしろ154メートルもそそり立つ名高い丘を登らなくてはならないのですから。それほどでもない、と思われるかもしれませんが、かなりの急勾配です。しかし、上まで登れば絶景が広がる最高のビューポイントで、頑張って登る価値はあります。地中海とマルセイユの街を望む何一つさえぎるもののないパノラマが待っているのですから。マルセイユの人々はしばしば家族連れで訪れ、子供たちに家がどこにあるかを見せたりします。ボンヌ・メール(聖母マリア)にお願いをするため、あるいは願いがかなった感謝の意を表すため、奉納品を納めに寺院を訪れる人もいます。寺院はそのような奉納品の素晴らしいコレクションがあることでも知られています。

19世紀後半、マルセイユ出身の建築家アンリ・エスペランディユーの設計によりローマ=ビザンチン様式で建てられたノートルダム・ド・ラ・ガルド寺院は、ちょっとした驚異と言えます。階段を登りきると幼いイエス・キリスト像が訪れた人を出迎えてくれますが、数メートル先のプレートにいくつかの数字が誇らしげに並んでいるので、祈りの場に入る前におさらいしておきましょう。クリストフルのアトリエによって製作された黄金の聖母マリア像は台座だけで12メートル50センチあり、マリア像そのものより1メートルも上回る高さです。マリア像自体は重さ約1トンもあり、抱いている幼いキリストは手首の周囲だけで1メートル10センチ。その大きさは強烈な印象を与えます。コレラの脅威から自分たちや家族を守ってくれた感謝を聖母マリアに捧げるため、 1884年に電信技士だった女性たちが残した記念プレートもすぐに目に入るでしょう。このような奉納品は聖堂の身廊の壁や、聖堂を囲む外壁を埋め尽くして います。この寺院の入り口部分だけで、訪れた人は早くも感動に包まれることでしょう。

ノートルダム・ド・ラ・ガルド寺院
ノートルダム・ド・ラ・ガルド寺院
マルセイユ
Photographie Caroline Taret
ノートルダム・ド・ラ・ガルド寺院
ノートルダム・ド・ラ・ガルド寺院
マルセイユ
Photographie Caroline Taret
ノートルダム・ド・ラ・ガルド寺院
ノートルダム・ド・ラ・ガルド寺院
マルセイユ
Photographie Caroline Taret

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