シアバターの冒険

ロクシタンの製品に使われている成分は主に、プロヴァンスの大自然に深く結び付いているものが使われています。しかし、例外が一つ。他の成分と違い、遠方から来ているものがあります。そう、ブルキナファソから遠路はるばる送られてくるシアバターです。
Par Marine Normand
シアバターについて学ぶということは、すなわち、そのリッチな成分を学ぶということに他なりません。威厳に満ち、葉がふさふさ茂るシアの木は時に高さ15メートルにまで成長し、西アフリカ、中央アフリカのサヴァンナに自生しています。成長するのに非常に時間がかかり、栽培は無理とされてきました。樹齢200年から300年にもなるシアの木は、最初の実をつけるのに15年は待たなくてはなりません。しかし、だからと言って次から次に実がなる、というわけではありません。一番実をつけるのは樹齢50年から100年の時です。のんびり構えないといけない、と言ったほうがよさそうです。毎年成る実は大きく深い緑色をしており、6月終わりから9月初旬にかけて女性たちの手により地面に落ちた実を拾って収穫します。シアバターにするのは大変な作業です。種子から仁を取りだし、乾燥させ、砕き、水と混ぜてようやくシアバターが得られます。シアの木は聖なる神秘な木と崇められており、男性が果実を収穫したり木を切り倒したりするようなことは禁じられています。

食用、薬用のほか、聖なる儀式にも使われてきたシアバター。多くのアフリカの女性にとってシアバターが唯一の化粧品であることも稀ではなく、数千年も前から美の秘訣であり続けてきました。シアバターには確かに多くの効能があり、保湿のほか妊娠線の予防などにも効果的です。季節ごとに酷使され敏感となった肌にうるおいを与えるだけでなく、アフリカの強い日差しから肌を守ってきました。

ロクシタンの創設者オリビエ・ボーサンはシアバターの驚きに満ちた豊かな歴史を知ったことから、シアバターを求めて1980年にブルキナファソに赴きまし た。現地でまるで魔法のような種子に触れ、たとえプロヴァンスの産物ではなくてもロクシタンで使うことを決意したのです。彼は間違っていませんでした。シアバターはあっという間に大成功し、シアバター入りのハンドクリームはロクシタンのベストセラーのひとつとなりました。世界中の女性が、真冬になるとハンドバックにしのばせる製品となったのです。さらにシアバターは新たな美しい歴史のスタートとなりました。女性たちの働きぶりを見たボーサン氏は彼女たちを援助することにし、フェアトレードの組合を設立して数百人もの女性労働者が経済的自立を図れるようにしたのです。現在は1万2000人もの女性たちが働いており、この人道的な冒険はボーサン氏がもっとも誇りに思う事業のひとつとなりました。シアバターの魅力に身をゆだねることによって、あなたもこの美しい歴史に参加することができます。

シアバター
シアバター
ブルキナファソ
Photographie L'Occitane
シアバター
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ブルキナファソ
Photographie L'Occitane

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