コルシカの木密生地帯「マキ」を嗅覚を使って散策

植物学の専門家ステファン・ログリアノが自然を愛好する人々をポルト・ヴェッキオの丘への散策に誘います。ロクシタンの研究開発および科学部門のディレクター、ジャン=ルイ・ピエリナールがエクスカーションに参加した感想を語ります。
Par Caroline Taret

「コルシカで、森林の香りをかぎ、山野草と戯れませんか」

こう言いながら現れたのはステファン・ログリアノ氏。すぐにでもコルシカ南部行きの飛行機に乗り込みたくなりますね。そしてジャン=ルイ・ピエリナール氏がダメ押し。「専門家の『鼻』と行くこのエクスカーションは、美しい島、という別名を持つコルシカ島の海岸線を見下ろす素晴らしい眺望を楽しみながら、ポルト・ヴェッキオ奥にある森林に1時間どっぷり浸るのです」。

ひとつの言葉が気になります。そう、「鼻」です。ログリアノ氏は、植物に特化したガイドで野草に詳しく、さらに歴史にも精通した「鼻」と呼ばれる専門家なのです。植木や園芸の教育を受けたログリアノ氏はコルシカの植物への愛を語ります。「創意工夫あるこのエクスカーションは手ごろで参加しやすく、植物に関するさまざまな豆知識を教えてくれ、植物に詳しい人も初心者も誰もが楽しめます」とジャン=ルイが言い、ログリアノ氏の気さくな笑顔の魅力にあらがうのは難しい、と付け足します。

小さな探検はコルシカの森林で行われ、およそ10名前後でふだんはあまり歩く人のいない道を行きます。思わず息をのむほどの絶景を見たり、嗅覚を頼り自然へアプローチしたり。「触って、感じて、少ない水分で生命が育つ環境におけるエコシステムを理解する。それはコルシカの自然に浸りきることにほかなりません」。イモーテル、ラベンダー、ローズマリー、シーバックソーン、マートル(銀梅花)のほか、あまり知られていない植物、たとえばセダムの一種や軟毛で覆われたカリコトム、高木状のヒースなど、樹木ひとつひとつが、コルシカの森林の醸し出す特有の匂いを作り出す神秘の世界。散策していると、ログリアノ氏は銀梅花は通常男性名詞だが、コルシカでは女性名詞になる、などといった植物に関するうんちくを、ぽつぽつ話してくれます。

この美しい島コルシカでは、どうやらラテン語よりコルシカ語のほうが優勢のようです。

とにかく驚かされるのは植物の豊かさです。植物の成長はそれぞれの植生環境に適応しています。「何ができるかを考えるのは素晴らしい。コルシカを開発することはロクシタンのためになると確信しています」。そして、ログリアノ氏がガイドするこのエクスカーションは、型にはまったレジャーを挑発するものです。これ以上言うべきことはありません。


アドレス
Balade avec un Nez
Randonnée Pédestre avec Stéphane Rogliano
04 95 70 34 64
06 19 89 65 36
Porto-Vecchio – Corse
ステファン・ログリアノ氏
ステファン・ログリアノ氏
コルシカ島にて
Photographie DR

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