エクス・アン・プロヴァンスの銘菓 カリソン

かすかな苦味が香る、優しい味のひし形の菓子、カリソン。紛れもなくエクス・アン・プロヴァンスを代表する郷土菓子のスターです。昔々、ジャンヌ・ド・ラヴァルという笑わないお姫様が善良王ルネと結婚することになった際、結婚式では笑顔になってもらおうと出された菓子がカリソンだったと言われています。その繊細な味に思わず笑みを浮かべた姫に喜んだ善良王は、その菓子を「ディ・カリン・スン(抱擁、の意)」と名付けました。そこから転じてカリソンと呼ばれるようになった、と言われています。風味豊かな菓子に相応しい名前と言えるでしょう。
Texts: Mélissa Darré

4名分 / 下準備:35分 / 調理時間:15分 /ベンチタイム:1晩

 

材料: アーモンドパウダー 200g ・ 粉砂糖 300g ・ オレンジフラワーウォーター 大さじ1 ・ 砂糖漬けのメロン 200g ・ 砂糖漬けのオレンジ 50g ・ ビターアーモンドエッセンス 2滴 ・ 卵白 1個分 ・ パン・アジム(水と小麦粉だけで作られる無酵母パン) 1枚

                           

調理用具: 泡立て器 ・ ミキサー ・ 麺棒 ・ フルーツジェリー用の金型 ・ ヘラ ・ 鍋 ・ カリソン用抜き型

【作り方】

1. 砂糖漬けのオレンジとメロンを薄くカットし、ミキサーに入れる。アーモンドパウダー、オレンジフラワーウォーター、ビターアーモンドエッセンスを加え、均一でなめらかになるまで回す。

2. 鍋底に水を少し入れた鍋に粉砂糖150gを入れ、沸騰させる。砂糖が溶けてシロップになったら、1に加え、しっかり混ぜ合わさるまで再度ミキサーを回す。

 

3. 作業台にパン・アジムを広げ、フルーツジェリー用の金型を置く。2で得た生地を流し込み、湿らした麺棒で平らにする。乾燥して涼しい場所で一晩寝かす。

 

4. 翌日は「グラサージュ・ロワイヤル」と呼ばれる糖衣をつける作業を行う。卵白に粉砂糖150gを入れ、なめらかな液状になるまで泡立て器で泡立て、生地の上に流し込む。ヘラできれいに伸ばし、最低でも1時間ほど乾かす。

 

5. 次にカリソン用抜き型でひし形にくり抜いていく。生地はねっとりしているが、抜き型を常に濡らせばきれいにくり抜くことができる。オーブン用プレートに並べ、色がつくことなく糖衣を固めるために、130度のオーブンで5分ほど焼く。

 

6. よく冷まして、出来上がり。

 

コツ・ポイント

1.  カリソンの抜き型を持っていない場合は、幅2センチ、長さ4センチほどのひし形にナイフでカットする。

2. 出来上がったカリソンは乾燥した涼しい場所で1ヶ月ほど保存が可能。できれば、密閉できる容器に入れる。

エクス・アン・プロヴァンスの銘菓 、カリソン
エクス・アン・プロヴァンスの銘菓 、カリソン
砂糖を溶けてシロップになったら、ミキサーに加え、しっかり混ぜ合わさるまで再度回す。
Photo: José Nicolas
エクス・アン・プロヴァンスの銘菓 、カリソン
エクス・アン・プロヴァンスの銘菓 、カリソン
作業台にパン・アジムを広げ、フルーツジェリー用の金型を置く。
Photo: José Nicolas
エクス・アン・プロヴァンスの銘菓 、カリソン
エクス・アン・プロヴァンスの銘菓 、カリソン

カリソン用抜き型でひし形にくり抜く。

Photo: José Nicolas
エクス・アン・プロヴァンスの銘菓 、カリソン
エクス・アン・プロヴァンスの銘菓 、カリソン
かすかに苦味が香る優しい味のひし形の菓子。カリソンは紛れもなくエクス・アン・プロヴァンスの郷土菓子のスター。
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モントリオール出身のアシュレイ・ティンカーさん。今はパートナーのロビンさんとアルピーユ山脈で暮らしています。グルメで好奇心いっぱいのティンカーさんが綴るブログ「キュリアス・プロヴァンス」にはプロヴァンスで感動したこと、美味しいお店情報、特産品情報などが満載。彼女ならではの視点をロクシタンの読者にもシェアしてくれました。 From Provence with love、さあ、みなさんもどうぞ!